もしかしたら被害者のひとりなのかも。息子の友達に思いを馳せる。自己中ママが無理すぎる[14-1]|ママ広場マンガ

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前回の話
小学校入学の頃、一緒に登校していた息子シンゴくんと友だちのナオキくん。高学年になり一緒に登校しなくなった頃「鍵がなくて家に入れない」と突然家にやって来てビックリ。頻繁に続いた突撃に辟易し、ママ友に相談したママは、勇気を出して「もう預かれないから鍵を渡す方法を工夫して欲しい」と伝えたところ「困った人を助けてくれないなんて最低」と言われてしまい落ち込みました。その後、ナオキくんが家に来ることはなくなったのですが、他のママさんにも同じように突撃していると聞き、子ども同士の付き合いは受け入れたものの、「本当に利用されてたんだ」とママは切なくなるのでした。

自己中ママが無理すぎる[14-1]もう付き合えないと思いつつ息子の友達が不憫に


しばらくしてナオキくんとバッタリ会ったママ、すると「!はぁ~、コーラも無い家なんて行く意味ないしなぁ」とはっきり聞こえるように嫌味を言うように。ママは心の中で「悪かったなぁ・・!」と毒づきました。

「もしかしたら、ナオキくんママが私のことを悪く言っているのかも」そう思ったママ。「困ったら、シンゴくんの家に駆け込めばいい。(シンゴくんの家の都合は考えない)」という考えは、「ナオキくんママのもので、ナオキくんはお母さんの考えを守っただけなのかも」

「もしかしたら、ナオキくんとの登校も、シンゴが『使える子』だったから一緒に行こうと話していたのかも・・でも、ただ「利用してる」だけの友達だから、待ち合わせてるのにナオキ君が勝手に先に登校してしまっても、シンゴの気持ちは考えないし、シンゴが吹雪の中、外で待ってても何も思わない。・・そしてうちのことも『都合よく使える放課後の家』としか思っていないから、うちに赤ちゃんがいても『鍵を忘れたらシンゴくんちに駆け込め』なんて教えていたのかな・・そう思うとなんだか悲しいな・・」頭の中がいっぱいになったママはそう呟きました。

「・・もう付き合えない。・・もう無理」そんな風に思ってしまうけれど、「もしかしたら、ナオキくんも被害者のひとりなのかも」ママはそんな風に考えるようになりました。

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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本・編集:石野スズ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。

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