こんにちは!2人の女の子を妻と二人三脚で育てている、パパブロガーのかずちかです。
女の子の健やかな健康と成長を願うひな祭り。
女の子を育てているご家庭では、パーティーや初節句のお祝いをされて、楽しい時間を過ごしたことでしょう。
うちでも妻が毎年ひな祭りっぽい料理を作ってくれて、家族でお祝いをします。
ごちそうを食べながら
「お雛様キレイだね~。」
と笑うママと娘。
しかし、対照的にパパの心は穏やかではないことを、女性陣は気付いていないんですよね。
私が初めてひな祭りの洗練を受けたのは、長女の初節句で買った雛人形を飾り付けているときでした。
ケース収納タイプの雛人形だったので、人形や小物を1つひとつ自分の手で飾り付ける必要があったんですよね。
ひし餅、花、お雛様...どんどん飾り付けていき、最後におだいり様を飾ろうと身なりをキレイに整えていたとき、妻がサラッと言ったんです。
「おだいり様は、娘の未来の旦那さんらしいよ。」
「え...?な、なんて?」
「おだいり様は!娘の未来の旦那さんらしいよ!」
後頭部をガツンッ!と殴られたような、大きい衝撃が走りました。
聞こえていたのに、思わず聞き返してしまい『娘の未来の旦那さん』というパワーワードを2回も聞くハメになったことを激しく後悔しました。
何とも言えない気持ちを消化できないまま
「そ、そっか...皮肉なもんだな...」
と返事をし、何でもないフリをしながら飾り付けを続行。
さっきまでテキパキ作業していたのが嘘のように、ペースが上がりません。
ふと顔を上げると、未来の旦那さんを慎重に持ったまま、切ない表情を浮かべるパパの姿が窓ガラスに映っていたのでした。
それから毎年、雛人形を飾り付けているときには必ず妻の言葉を思い出します。
だから私は、おだいり様...いや、『おだいりくん』を飾るときは心の中で唱え続けます。
「おだいりくん、君に娘はやらん...。まだ娘はやらん...。」
これがパパのひな祭り。見えない何かと戦ってるんです。