逐一義母に報告する夫[6]妻にだけ「気を利かせるのが普通」

リナと動物園へ行き、義母に頼まれたお菓子屋さんまで歩き、疲れて寝てしまったリナを抱きかかえてようやく帰宅した私。すると待ち構えていたように夫に「おい聞いたぞ!母さんがお願いしてたやつ買えなかったんだって?!この間はちゃんと買って届けてたよな?今回はなんで買えなかったんだよ?」とまくしたてられて、帰ってきて開口一番がそれ?!と余計に疲れてしまいました。

それでも私は冷静に「今日はリナとお出かけの日だったの。お義母さんにも無理しなくていいって言われたんだけど?」と伝えました。すると夫は「え?それが買えなかった理由?気を利かせて買ってきてあげるのが普通じゃない?」と真顔で言うのでした。気を利かせるのが普通なら、親子で動物園へお出かけする私たちの邪魔をされたくなかったと内心では思いました。

「普通って・・・。近くって言っても歩くと距離あるのよあの店。リナも疲れてて大変だったの。」そう言っても夫はまだ不満そうです。
「あとさ。うちの予定を全部話す必要ある?少し控えてほしんだけど!」強めに言ってしまいました。

私は疲れていたこともあって正直な気持ちをストレートに伝えました。「本当ならリナの気が済むまで一緒に遊んであげたかったのよ。なのにお義母さんの用事で私たちの予定まで崩されて・・・。そういうの、もう嫌なんだけど。」

私の言葉を聞いて夫はまた「家族なのに」を持ち出してきました。「それくらいいいじゃんか。」と夫は言いますが、家族なら義母の食べたいお菓子のために娘との時間を割いて、疲れて寝てしまう娘を抱っこしてわざわざ届けに行かないとないといけないの?「でもさ!自分たちのプライベートを大事にしたいの!私は!」と自然に声が大きくなってしまいます。すると夫に「何だよそれ!マヤって本当自己中だな」と言われてしまいました。私が自己中?「無理しなくていい、寄れたらでいい」なんて言いながら、お菓子を買えなかったら散々嫌味を言ってくる義母こそ自己中じゃないの?夫の考えが全く理解できませんでした。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。