逐一義母に報告する夫[5]断れないほどの圧

リナと2人で動物園へお出かけの日。バタバタと慌ただしく準備していると、義母から「今日ってリナちゃんと動物園へ行くのよね?」と電話がかかってきました。動物園のことを義母に話した記憶はないので、またいつものように夫が話したのだな、と思いました。義母の用事は「悪いけどその近くにあるお店のお菓子買ってきてくれなぁい?」と、おつかいを頼みたかったようです。このあいだも買ったばっかりなのに・・・また?それに今日はリナと思い切り遊びたいし、車じゃないのに。

「帰りでいいからお願い」と言う義母に「いや、でもリナの気分次第でいつ帰るか決めていなくて」とやんわりと拒否しようと試みましたが「ムリはしないでいいからねっ、ねっ?!寄れたらでいいからね?!」と、ものすごい圧で言われてしまいました。

仕方なく「分かりました。寄れたらお届けに行きます。」と伝えて動物園へ。
しばらく動物園を楽しんだあと、義母のためにお菓子を買いに行きました。近いって言っても歩くと距離があるので、動物園で遊んだ後にリナを連れて歩いてお店まで行くのは結構大変でした。

ようやくお店に着いた私達でしたが、あいにく義母のお目当てのお菓子は完売。電話して伝えると、「え~?!嘘でしょ~?!楽しみにしてたのに~!!」と大声で言われてしまいました。だから!今日はリナと動物園で遊ぶ日だったんですってば!なんて言えるわけもなく「すみません」としか言えなかった私。

「あーあ、せっかくお願いしたのに」と嫌味を言われましたが「すみません、リナも疲れてるのでこのまま帰ります」と、ウトウトし始めたリナを抱きかかえました。「はいはい、せっかく予定聞いたのに意味なかったわね~」と最後までイヤミを言われてしまいました。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。