「物を大切にするからなんなの?」義姉が義母と夫に物申す!

GWになり帰省した義姉が義母を見て驚いたのは、以前帰省した際に捨てたはずの洋服を着ているのを見たから。「ゴミ袋、漁ったの?」と義姉がたずねると、「家族なんだから」と言われ唖然。ちょうどその時、「お返ししてもいいですか?」とジュンペイさんの中学校時代の体操服を差し出すと、「トモミに着ればって言ったんだよ」「そうよ!使って!」口々に好きなことを言う義母とジュンペイに、「本気で言ってるの?」と義母が怖い表情で言いました。
「自分たちが着れないものを、他人に渡してどうするの??」真顔でたずねる義姉に、「でも、まだ着れるし・・」義母の言葉に、「だったら、お母さんが着ればいいでしょ?」ピシャリと義姉。突然の展開に私もジュンペイも口を開けてポカンとしてしまいました。

「私にはちょっと大きいのよ」そう話す義母に、「だったら処分するしかないでしょ?」義姉が詰め寄ると、「だーかーらー。母さんは物を大事にするじゃん?」ジュンペイが最高の提案とばかりに言うと、

「だからなんなの?」あー?と凄い形相でジュンペイに近づく義姉。「だから、使える誰かに渡そうとして・・親切心だよ」とジュンペイが言うと、「はっ」と何かに気づいた義姉は、「まさか・・お母さんいろんなものをトモミさんに渡してるの??」と言いました。

そしておもむろにトモミさんに近づくと、「ともみさん、何をお母さんから渡された?」そう言って私の肩をガシッと掴まれ、「ジュンペイくんが小学生の時に使ったカバンとか・・ジュンペイくんが幼稚園の時に使っていたカバンとか・・」と義姉に言うと、

「うそでしょ?そんなの渡してたの??」あまりに古すぎるカバンを渡していたことがわかり魂が抜けたようになる義姉。「だって、欲しいか聞いたらヒロムもうんって言ったし・・」相変わらずの返事をするジュンペイの隣で、「お義姉さん・・」と心の中で呟きました。
ジュンペイさんの中学校の体操服をトモミさんに渡していたことがわかり激怒する義姉は、「自分たちが着れないものを他人に渡してどうするの?」と聞き、「まだ着れる」と答えると、「だったらお母さんが着ればいい」と一蹴!「母さんは物を大事にするじゃん?」ジュンペイさんの言葉は義姉に全く届かず、「まさか、いろんなものをトモミさんに渡してるの??」と慌ててたずねると、「幼稚園の時に使っていたカバンや小学生の時に作ったカバン」トモミさんがそう答えると、あまりの衝撃にガーンと魂が抜けたような義姉に、ジュンペイさんは懲りずに言い訳をするのでした。
トモミさんの置かれた状況に義姉がやっと気づいてくれましたが、話の嚙み合わなさにはこちらも言葉を失ってしまいますよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。