[7]捨てられない義母|「家族なんだから」義姉が捨てた服をゴミ袋から漁って着る義母

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前回のお話

物を大切にするというより古いものをずっと持っている義母に度々困惑する妻トモミさんは、なかば強引に渡されたジュンペイさんが小学生の時に作ったナップサックと、幼稚園の時に使っていたカバンを前に困惑。兄ヒロムくんと妹ツキちゃんに、と義母に渡されたものの、子どもたちは「使わない」とキッパリ。夫に相談すれば「いつか使うかも」と置いておけばと言われ、中学校の体操服も同じ理由で押し入れに入ったままと伝えると、「あっ、トモミ着れば?」と突然の提案に唖然。「物を大切にしろって話をしてるの」と常に話がかみ合わないジュンペイさんが部屋を出て行った後、子どもたちがいらないと言ったバッグを、ジュンペイさんのクローゼットにそっとしまったのでした。

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「ねぇ、本気で言ってるの?」やっと味方が!まともな義姉に感謝

「自分が使わないものを使えっていうの?」とジュンペイにたずねると、「いつか使うかもしれないから」と取っておくことを提案。そうやって過去も中学校の体操服がしまわれていると指摘すると、「あっ。トモミ着れば?」とまさかの提案!「物を大切にしろって話をしてるの」と飄々と言って去って行くジュンペイの後ろ姿に、「物を大切にするって考えはいいと思うけど・・私に着たらいいじゃんって言うのは違う気がするんだよね」と、子どもたちにと義母から渡されたジュンペイさんの古い古いカバンを、ジュンペイさんのクローゼットにそっとしまったのでした。

そしてGWに。
久しぶりに実家に帰って来た義姉はビックリ!「お・・お母さん、その服って」義姉がたずねると、「あっ。これ?そうそう、まだ着れそうだったから」笑顔で答える義母に、「この間片付けに来た時に、処分したやつだよね?」青ざめながら義姉がたずねると、

「いいのがあるわって思ったのよ」義母の言葉に驚いて、「ゴミ袋漁ったの??」義姉が衝撃を受けながらたずねると、「いいじゃない。家族なんだから」と笑顔で答える義母の言葉に顔から血の気がひいてしまった義姉。

義姉と義母のやりとりを聞き、「あの・・すみません」と言うと、「こちらお返ししてもいいですか?」と差し出したのは、ボロボロになったジュンペイの中学校の体操服でした。それを聞いた義母は「え??使わないの??」と驚きます。え!こっちが驚くわ。

「ジュンペイくん、体格が変わって着れないみたいで・・」と言うと、「そう、俺着れないからさ~。トモミに着たらって言ったんだよ?俺」ジュンペイの言葉を聞いてすぐさま「そうよ!使ったらいいじゃない?」とうれしそうな義母。

すると、これまで黙って話を聞いていた義姉が、「・・ねぇ。本気で言ってるの??」義姉の真顔と、「え??」と言うジュンペイと義母の表情が忘れられませんでした。

GWになり帰省した義姉が義母を見てビックリ!なんと以前帰省した際に捨てたはずの洋服を着ていたのです!「ゴミ袋、漁ったの?」とたずねると、「家族なんだから」と言われ呆然。その時、トモミさんが「お返ししてもいいですか?」と差し出したのは、ジュンペイさんの中学校時代の体操服!「トモミに着ればって言ったんだよ」「そうよ!使って!」口々に好きなことを言う義母とジュンペイさんに、「本気で言ってるの?」と怖い表情の義姉が声をかけました。

義母とジュンペイさんはどこか似ている空気感がありますが、義姉は違うと思いたい!期待してしまいますよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。

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