こうなってくると呑気な夫に腹が立つ

ジュンペイが小学生の時に作ったナップサックをヒロムに差し出した義母。適当な返事をしたヒロムに味を占め、「ツキちゃんにも!」と今度はジュンペイが幼稚園の時に使っていた古いカバンを差し出す義母。何を言われても気持ちは変わらず、「持って帰って!」と私に渡す凄まじい圧の義母にドン引きしていると、
「うわ。これ懐かしいな・・」そう言ってジュンペイがやって来て、「よかったな~。ヒロムもツキも」と笑顔で言ったのを見て気を良くした義母は、「そうなの~。また使えるでしょ?」と満足そうな笑顔で言いました。その近くでボロボロのカバンを持たされたヒロムとツキは絶句。

それから数日後。
「ヒロム!これ片付けて!おばあちゃんからヒロムがもらったんでしょ?」床に散らばったボロボロのカバンを見てそう言うも、ヒロムはゲームに夢中。

そして、「ん~。よく考えたら使わない」とヒロムが言うと、「私は最初からいらないって話してたよ!」と怒りながら言うツキ。2人の言葉に、「え・・どうしよう。捨て・・ていいかな」と心の中で呟きました。だって、絶対使わないってわかってたもん、私。

その夜のこと。
「あのさ、この間いただいたカバンとか・・子どもたちやっぱりいらなくてさ・・今度からお義母さんに、あげるって言われても受け取りたくないんだけど?」仕事から帰って来たジュンペイにそう言うと、「え~。せっかくもらったんだから使えばいいじゃん」と答えたので、

「ジュンペイはさ、自分で作ったこのカバン、使った事あるの??」そうたずねると、「え?無いよ?」と即答するジュンペイに、「それを子どもたちに使えばいいっていうの??」とたずねました。
義実家に行ってから数日が経った頃。部屋の掃除をしていると、床に散らばっていたのは、義母にもらったジュンペイさんのバッグ。ヒロムくんに片付けるように言うと、「よく考えたら使わない」と即答するヒロムくん、それを聞いていたツキちゃんは、「私は最初からいらないって話してたよ!」と怒りながら言い出し、トモミさんは困惑。その夜仕事帰りのジュンペイさんに、「今度、お義母さんにあげるって言われても受け取りたくない」と伝えると、「せっかくもらったんだから使えばいいじゃん」と冷静なジュンペイさんに、自分が使ったことがないというカバンを、どうして子どもたちに使えというのか?」と質問攻めにしたのでした。
子どもたちにいらないと言われて「どうしよう」と悩むトモミさんの優しさ、ジュンペイさんにも伝わると良いですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。