[3]捨てられない義母|要らない一択のボロ袋を譲ろうとする義母と、使わないのに息子に渡そうとする夫

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前回のお話

物を大切にするというよりは古いものをずっと持っている義母に度々困惑するトモミさん。夫ジュンペイさんの実家に家族で泊まった際に貸してもらったバスタオルがジュンペイさんの小学生の時に使用していたモノだったり、料理に普通に使っている乾物の賞味期限が数年前のものだったりしていました。古いタオルを見てもジュンペイさんはただ懐かしがって、義母のことを「物を大切にする人だから」と言いますが、さすがに古い食べ物を子どもたちに食べさせることは不安で、ジュンペイさんに報告したのでした。

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モヤる夫の「大丈夫」私が気にしすぎなの?

夫ジュンペイが「物を大切にする人」と称する義母が賞味期限5年前の乾物を料理に使っていることに衝撃を受けた私。今までも使っていたの?でも一度も体調を崩したことがないから大丈夫なのかしら。いろいろ考えましたが、さすがに心配になって夫に伝えると「あ、マジで?」と一瞬驚いた夫でしたが、すぐに「まっ。気にせずに食べられたんならいいんじゃない?」とのん気なことを言いました。私はモヤモヤがおさまりません。

どうしようかな、気にしすぎかな、と浮かない顔をしている私に気付いた夫が「あ、気になる系?大丈夫だよ。食べても体調悪くなってないんだから。」と言いますが、何の気休めにもならないのよね。

夫婦で話していたら、ノックする音が聞こえ、義母が「トモミさん。ちょっといい?」と部屋にやってきました。

「これ・・・」と義母が差し出したボロッとした物を見て愕然としました。な、ナニコレ!?「ジュンペイが小学校の時に家庭科の時間に作ったバッグ。どうかな?って思って。」ど、どうかな?夫に答えてもらおうと「えっと、ジュンペイ君、使う??」と振ったのに!

「俺?俺は使わないけど??ヒロム(息子)に聞いてみたら?」と夫が想定外というか期待はずれの返答をするもんだから、義母は嬉しそうに「そうね。ヒロムくんに聞いてみるわ」とすぐさま息子のもとへ行ってしまいました。ジュンペイよ・・・違うでしょ、正解は「使わない」のひと言だったの!!

義母がジュンペイさんの思い出の品を取っておくことに口出しはしませんが、「どうかな?」と渡されそうになった小学生の頃の手作りバッグには引いてしまいますよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。

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