「物持ちがいい」のと「ものを大切にする」はちょっと違う気がする


ある日義実家に行った時のこと。
「お風呂入る時のバスタオル。これ使ってね」義母にそう言われ、「ん?あ・・ありがとうございます」そう言って差し出されたバスタオルを受け取って広げると、「3年 ジュンペイ」と夫の名前が!?

そして、「はい。これバスタオル。お義母さんから」と夫に差し出すと、「うわっ、懐かし~。ほら見て。小3って書いてある」と夫。

「お義母さんって物持ちいいよね」繊維が潰れてカッチカチになったタオルを持ちながら、「この間も、『この服、ジュンペイが産まれた時に買った服なの~』って話してた。38年物!?ってすごい驚いたもん」夫にそう言うと、「そうなんだよね~。ものを大切にする人でさ~」と笑顔で言われた。

「それは悪いことじゃないと思うんだけど・・」そうは思うけど、キッチンで義母の手伝いをしていたところ、「あっ、足りなくなってる。トモミさん、棚からあの箱出してくれる?」義母にそう言われ、「あっはい」そう返事をして、キッチンの上の棚に手を伸ばし箱を取ると、

「え・・5年前・・・?」
そう、手に取った箱には、『祝』の文字と、賞味期限が5年前と書かれていて驚きました。
ある日、トモミさんが義実家に行った時のこと。義母に差し出された、繊維の潰れたカッチカチのバスタオルには「3年 ジュンペイ」と夫ジュンペイさんの名前が!驚いてジュンペイさんに言うと、「懐かし~!小3って書いてある」とアッサリ。どうやら義母の物持ちが良いのは昔からのことのよう。その後、キッチンでトモミさんが義母の手伝いをしていると、「棚から箱を取って」と言われ、手を伸ばして箱をおろすと、その箱に書かれていた賞味期限が5年前の日付になっていて、トモミさんは言葉を失いました。
義母が取ってと言った箱が、5年前の日付が書かれた箱でないことを祈るばかりですね
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。