前回の話
仕事が終わり自宅に帰ったコウタさん、静まり返った家の中で手紙と通帳を見て慌ててアヤカさんに電話するも、どうして実家に帰ったのか全く理解していない様子に呆れて「しばらく話もしたくない。迎えにも来ないで」と冷たく電話を切ったアヤカさん、コウタさんはどうしたら機嫌がなおるのかと考え込んで・・
夫のお金は義母管理[36]妻は出て行き残された夫・・あらためて自分自身を振り返る
「よし!じゃ、来週までに資料提出よろしく」
「わかりました」
「あー、ところで・・ハルトくんって」
「はい」
今年新卒で入社したハルトくんに仕事の打ち合わせが終わった後、コウタさんが声を掛けて
「給与とか、貯金とかのお金の管理って誰がしてる?」
「??自分で管理してますけど・・」
「へ、へぇー・・いつから?」
平静を装ってそうたずねると
「大学で1人暮らし始めた時ですね。でも、完全にってのは社会人になってからです!入社した時に、保険料とか車の維持費とかも『これから自分でやりくりしなさい』って全部の通帳を渡されましたー」
笑顔で言うハルトくんに
「ふーん・・」
と答えるコウタさん、
「え?どうしたんですか?」
「いや、みんなどうしてるのかなぁって思ってさー・・」
「じゃ、みんなにも聞いてみましょう!」
「あっ、かがみさ~ん」
と立ち上がってスタスタと歩いていくハルトくん、
「!!!ちょっ・・ハルトくん!そこまでじゃ・・」
コウタさんが慌てて立ち上がり、引き止めようとするも・・
続きます
次の話
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本・編集:ママ広場編集部 作画:dechi