[8]義母の遺産騒動|あると思っていた遺産がない!?嫁に責任をなすりつけて弁償を求める義姉

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前回のお話

20年前義父が亡くなったのをきっかけに、義母のトキさんと同居することになった静江さん。義母とは家事のやり方で衝突したこともあったけど、いつの間にか仲良くなり、今は介護をしながら穏やかな日々を送っていました。ある日突然、義母にお礼を言われた静江さん。義母の死期が近いことを察し、すぐに夫吉雄さんに吉子さんと吉美さんの義姉2人を呼ぶように頼みました。週末、家にやって来た義姉たちが義母そっちのけで遺産の話をしていると、「娘2人に話すからアンタは部屋から出てて」と言われ、静江さんは寂しい気持ちに。その後、上機嫌な義姉たちが出てきて勝手に遺産を分け始めた上に、静江さんが遺産を狙っていると言い出す始末。「お義母さんのお考え通りに従いますから・・」静江さんの言葉に義姉たちは上機嫌で帰っていきました。それから義姉たちが義母に会いに来ることはなく、ついに眠るように逝ってしまいました。葬儀から数日後、遺言書検認の申し立てをした静江さんたちは、指定された日に家庭裁判所に集まることに。そして裁判官立ち合いのもと遺言書が開封されると、義姉たち2人はウキウキした様子で内容を確認し始めました。「家屋は吉雄、預貯金やその他動産は私と吉美でわける・・・うん予定どおりね」満足そうな様子で読み上げる吉子さん。しかし、2枚目を読み進めていくうちに、義姉たちの表情はみるみる青くなっていきます。吉美さんは遺言書を握りしめ「こんなのデタラメよね?」と震えながら聞きます。裁判官が「本日は遺言書を検認するだけで、その内容や効力について判断する場所ではありませんので」と答えると、吉子さんは「噓よー!」と叫びました。

1話目から読む

義母の遺言書に書かれていた内容とは・・・

裁判所で遺言書が開封されると、義姉たち2人はウキウキした様子で内容を確認し始めました。「家屋は吉雄、預貯金やその他動産は私と吉美でわける・・・うん予定どおりね」満足そうな様子で読み上げる吉子さん。しかし、2枚目を読み進めていくうちに、義姉たちの表情はみるみる青くなっていきます。どうやら遺言書の内容が、以前伝えられた内容と違っていたようです。

義姉たちと一緒に自宅に帰ってきた私たちは、遺言書の内容について改めて話し合うことに。「ちょっと信じられないんだけど、お母さんに裏切られたわ」わなわなと震えながら話す吉子さん。「何があったの?なんで私まで呼ばれたの?」吉子さんに呼ばれたのか、娘のひろみちゃんも同席していました。なんでも、法学部卒のひろみちゃんに、私たちがズルをしていないか見てもらうためだそう。呆れてものも言えませんでした。

ひろみちゃんは涼子から検認済みの遺言書を受け取ると、中身を読み始めました。「不動産は吉雄おじちゃん、その他はお母さんっと吉美おばちゃん・・・お母さんたちの希望通りじゃないの?」と聞くと、吉子さんは急かすように「2枚目よ、2枚目!」と言いました。

遺言書の2枚目には、数年前に義父の遺産を増やそうと手を出した投資で詐欺に遭い、全財産を盗られてしまったこと、そのせいで吉子さんと吉美さんに相続するはずの現金がほとんど残っていないことが記されていました。

遺言書を読んで「ウソ、おばあちゃん現金詐欺られちゃってたの?」と驚くひろみちゃん。「そうなのよ、これって犯罪よね!どうにかして取り返せないかしら」と吉子さんは必死に訴えます。ですがひろみちゃんいわく、警察に言ったとしても、犯人を見つけるのも捕まえるのも難しいとのこと・・・。

「貴方たちがちゃんと管理してないからでしょう、弁償しなさいよ!」義姉たちの怒りの矛先はなぜか私たちに・・・。吉雄さんが「使い込まれたら困るって静江に通帳を預けることに反対したのは姉さんたちだろう」と言うと、「そ、そりゃそうだけどまさかこんなことになるなんて・・・」とバツの悪そうな顔をしました。

遺言書の内容を見るなり「ちょっと信じられないんだけど、お母さんに裏切られたわ」と、わなわなと震えだす吉子さん。義母の遺言書には、数年前に義父の遺産を増やそうと手を出した投資で詐欺に遭い、全財産を盗られてしまったこと、そのせいで吉子さんと吉美さんに相続するはずの現金がほとんど残っていないことが記されていました。「これって犯罪よね!どうにかして取り返せないかしら」と吉子さんは必死に訴えますが、法学部卒のひろみさんいわく、警察に言ったとしても、犯人を見つけるのも捕まえるのも難しいとのこと・・・。「貴方たちがちゃんと管理してないからでしょう、弁償しなさいよ!」義姉たちの怒りの矛先はなぜか静江さんたちに向きます。吉雄さんが「使い込まれたら困るって静江に通帳を預けることに反対したのは姉さんたちだろう」と言うと、「そ、そりゃそうだけどまさかこんなことになるなんて・・・」とバツの悪そうな顔をしました。
遺言書の内容が聞いていたものと違っていて焦る気持ちは分かりますが、それを静江さんと吉雄さんのせいにするのは違いますよね。

※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。

最新のコメント
  • 姉妹がいる旦那はこれだから… より

    旦那が弱すぎてイライラするんだけども

  • にゃごにゃご より

    仏壇の中に金の仏様が鎮座ましましてる!に一票。

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