命とは何か。小学生に読んで欲しい「十歳のきみへ―九十五歳のわたしから」

命とは何か・・
生きるとは何か・・
小学校高学年の子どもを育てている親御さんにも読んで欲しい1冊をご紹介します。

十歳のきみへ―九十五歳のわたしから

2011年10月、百歳の誕生日を迎えられた、聖路加国際病院理事長 日野原重明先生が初めて書いた“子どもたち”へのメッセージ。いのちとは。家族とは。人間とは。 若いきみたちに託したいこと。  「生きるとは、からっぽのうつわのなかに、いのちを注ぐこと」。 十歳の子どもたちに向けられた、やさしくわかりやすい文章で、日野原先生が語りかけています。 刊行直後から、世代を越えた反響の声が続々到着。 「孫へのプレゼントにします」「“新老人”の生き方の見本」「人生において一番大切なことは何か、子どもといっしょに考えるきっかけになりました」。 かつて十歳だったあなたにも、ぜひ手にとってほしい1冊です。

著者紹介

著者紹介
日野原重明(ひのはら しげあき)
1911年、山口県生まれ。1937年京都帝国大学医学部卒業。
1941年、聖路加国際病院内科医となる。95年の地下鉄サリン事件では 陣頭指揮を取り、同病院に、多数の急患を収容する。
聖路加国際病院名誉院長・同理事長。医師としての活動の傍ら、 子どもたちへの「いのちの授業」や講演会等のため、全国各地を廻る 日々を送る。
主著に「明日をつくる十歳のきみへ―一〇三歳のわたしから」 「働く。ー社会で羽ばたくあなたへ」「日野原重明のリーダーシップ論」(冨山房インターナショナル)ほか。2017年7月逝去。

105歳で亡くなられた日野原先生の本は現代の10歳の子にも響く本を残してくれています。



こどもの心に残る言葉がたくさん

「今日きみが失敗して、みんなに笑われてなみだをこぼした体験は、いつか友だちが失敗したときに、その気持ちをだれよりもわかってあげられるためのレッスンなのかもしれません」

辛くて悲しいときの自分も大切にしてほしいという言葉もありました。自分を大切にすることを娘は感じ取ったように思いました。

「相手にこぶしをふりあげるのを、ちょっと待ってください」

「争いの根っこにあるにくしみの感情。それをコントロールできるのは自分だけです」

子どものけんかと世界で起きている争いを結び付け、「自分はこんなに痛い思いをした。でも、相手も深い傷を負っていたんだと気づくことができれば、和解の第一歩になると信じています」と説く。

「にくい相手をゆるす。その勇気で、争いを終わらせることができます」

「知るということをもっと大事にしてください」

戦争についても身近なけんかと結びつけることで子どもたちにわかりやすく説明されていました。

私が購入するきっかけとなったブログです。
絵本もあるので園児~小学校低学年の子にも読みやすく大切なことを感じ取ってくれると思います。
「命って、生きてるってこと」年長息子が命の重みを感じ取ってくれた気がする絵本『いのちのおはなし』

この本はもしかしたら10歳の子には難しいと感じる部分もあるかもしれません。
でも「生きること」を考えることができる1冊なのは間違いありません。
子どもたちにぜひ読んで欲しいと思うと同時に、大人にも読んで欲しいなと思いました。

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