前回の話
無事に女の子を出産し、帰宅したきみこさん。ずっと付き添ってくれたタカシさんに御礼を言い、それから今までのことを心から謝罪しました。すると「ごめんなさい」の言葉をかき消すように、タカシさんは「今度、妃を連れてくるよ」と言ったのでした。
兄と姫［３７］娘との再会が叶った日
「い、いいのっ？」
と驚くきみこに、兄は
「今のきみこだったら妃に会わせてもいいと思う」
と言いました。
ありがとう・・・
感謝しかありませんでした。
久しぶりに、妃と対面したきみこ。
お世話を兄に任せきりで顔も見せに来なかったので
「ママだよ妃・・・覚えてる？」
と言っても、妃は
「まま？」
きょとんとして、よくわかっていない様子でした。
それでも
「抱っこさせてくれる？」
と、きみこに聞かれると
少し恥ずかしそうにモジモジしながらも、嬉しそうにうなずいたのでした。
「大きくなったね・・・」
と、我が娘を抱きしめて、ようやく母親らしい感情を向けたきみこでした。
それから週末になると、兄は私たちには内緒で
妃を連れて、きみこと生まれたばかりの赤ちゃんと４人で会っていたそうです。
最終話に続きます
ママ広場オリジナルマンガ「兄と姫」は毎日更新します。おたのしみに！
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本：のきわだ
１児の母。子育てに奮闘中。
作画：dechi
監修：ママ広場編集部
