前回のお話
障害のある姉の面倒を小さなころからみていた樹里ちゃん。家事もお母さんに頼られてずっと頑張ってきましたが、とうとうこれまでのストレスに耐えきれなくなり、我慢してきた不満をお母さんにぶつけました。それからは家事の手伝いをしなくなり、樹里ちゃんは自分の部屋にこもりがちになってしまいました。
姉育てに疲れて一時保護所に入った話【4】
翌日学校へ行くと、さっそくクラスメイトから
「ねー樹里のお姉ちゃん障害があるんだって?」と聞かれ、
友達に話したことが翌日にはもう噂になっていることに樹里ちゃんは驚きました。
さらに「樹里は障害はないんだよね?」
と聞かれ、笑顔で
「ないと思うけどどうだろう」と返しつつも、心では笑ってはいませんでした。
人のうわさ話や悪口で楽しそうに盛り上がる女子グループを遠目に見ながら、
(女子って人の悪口ばかりで私も裏で悪口言われてるのかな?)
と思っていました。
そんな女子たちに合わせなくてはならない人間関係も、樹里ちゃんにとっては面倒に思えるのです。
そんな学校での生活が続き、次第に樹里ちゃんは・・・。
朝、お母さんが声をかけても、布団から起き上がらなくなっていきました。
「行かない!」
続きます。
ゆーとぴあ
事実を元にした子育て漫画を描いてます。
長男、仙尾部奇形腫という珍しい病気。
次男、発達障害で特別支援学級に在籍しております。
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人間関係の嫌な面が目につくようになってしまったのでしょうか。悪口を言われているかも、合わせなければならないと毎日思うのは確かにしんどいですね。
[ママ広場編集部]